がん対策条例について、知事は、本県はがん対策の先進県であり、様々な対策を取っていると自賛しているが、がん対策には、今後も、取り組まなければならないことがたくさんある。
条例の必要性を申し上げたのは、がん対策は、これまで国や自治体、医療関係者の責務であると言われてきたものを民間に委ねていく転換の促進を図ることができるのではないかと期待しているからである。
知事は、禁煙条例の制定を打ち出しているが、公共的な空間で喫煙を控えることは、既にコンセンサスが得られている。また、各施設の管理者がそれぞれ禁煙を定めればいいという考えもあり、マナーの問題でもあるので、法律や条令で規制することは最後の手段であると考えている。
禁煙条例を考えるのであれば、がん全体の対策を充実させていくための条例制定を考えて頂きたい。
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