この条例については、4月に基本的考えをとりまとめ、4月から5月にかけて県民意見反映手続き、いわゆるパブリックコメントを実施し、現在、結果を分析されているとのことであります。
条例による規制の検討対象となった施設を見ますと、官公庁施設、学校、病院、公共交通機関など、公益性の高い施設のほか、飲食店やマージャン店、パチンコ店など、娯楽性の高い施設も含まれており、そのためか、パブリックコメントにも3,700件を超える意見が寄せられているとのことであり、県民の皆さんも高い関心を寄せられていることが十分に窺われるわけであります。また、内容別としては、規制対象施設に関するご意見、分煙、経済的な影響に対するご意見など様々な意見があり、一人のご意見の中に、「この部分は賛成だけれども、ここはこうしてほしい」「この部分は賛成だが、この部分は反対だ」といったようなご意見もあると伺っております。
このように、多様な意見が寄せられ、それに基づき、様々な議論、検討が重ねられ、それらの議論を通じて合意形成がなされ、条例案に反映していく、というのは、まさしく民主主義のあるべき姿であります。
そこで知事に伺います。
現在寄せられている県民意見の内容をどのように分析されているか。また、パブリックコメントに寄せられた意見をもとに、今後、どのような手順で検討を進め、どのように条例に反映されようとしているのか。所見を伺います。
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