さて、市役所に入る時刻がやってきた。
説明者は、筆頭副市長のSiegfried KÖnig氏、環境局長のDr.Wolfgang Issel、市廃棄物産業連盟と市清掃社団の副理事長であるPeter
Blank氏の3人。
KÖnig副市長が、カールスルーエの特徴を列挙する。
『カールスルーエは1715年につくられた若い町です。300年にも満たない歴史です。
カールスルーエは法律の町です。ドイツの連邦最高裁判所と憲法裁判所があります。
カールスルーエは緑の町でもあります。緑被率は約50%を誇ります。
そのほかにも、さまざまな特長によって、国内外に知られた町です。
路面電車(LRT)がドイツ国鉄と線路を共有することで、機能的かつ利便性の高い交通網を確立していること。
現在,2部ではありますが、ドイツのプロサッカーリーグ、ブンデスリーガのチームもあります。(オリバー・カーンの故郷でもある)
州立博物館、州立美術館、歌劇場、音楽・美術大学を擁する文化都市でもあります。
カールスルーエ工科大学は、ドイツでも有数の規模を誇る大学です。
城を中心にして、32本の放射状道路が走る扇状の都市です』
そして、副市長は胸を張る。
『カールスルーエを一言でいうなら、快適な生活を保証する都市、に尽きるでしょう』