まず、「かながわICT・データ利活用推進計画」と本県のDX推進についてです。
県が、昨年7月に策定した「かながわICT・データ利活用推進計画」では、県民の安全安心や利便性の向上を図る「くらしの情報化」と、行政内部の業務全般の効率化を図る「行政の情報化」という2つの側面から、ICTとデータの積極的な利活用に取り組むこととしています。
「くらしの情報化」では、健康・医療・介護、観光など様々な分野において、ICTや多様なデータの利活用を進め、県民ニーズに対応した行政サービスの実現とともに、民間事業者が提供するサービスについても支援していきます。
また、「行政の情報化」では、RPAやAIなどの新たなICTを積極的に利活用して、生産性の向上や経費の削減、働きやすい環境の整備を推進していきます。
こうした取組を着実に進めることで、本県のDX推進につなげていきたいと考えています。
次に、県のDXの推進についてです。
県では、全庁的な視点でICTの利活用や、ICT環境の最適化を統括する「CIO、情報統括責任者」と、ビッグデータを含む多様なデータの利活用を統括する「CDO、データ統括責任者」を設置しています。そして、私を本部長とする「ICT・データ利活用推進本部」の下で、CIOとCDOが連携しながら、全庁横断的にICTとデータの利活用に取り組んでいます。
こうした体制のもと、民間企業ともしっかりと連携し、新たなテクノロジーを取り入れながら、本県のDXを推進してまいります。