体育センターの再整備にあたっては、県と市町村の役割分担を踏まえ、県大会などが開催できる広域的機能や、市町村では難しい競技施設の整備といった専門的な機能の充実に重点を置いて、検討を進めてきました。
このうち専門的な機能については、競技人口が少ないスポーツや障害者スポーツの推進に向けた施設整備を、県の役割として充実してまいりたいと考えています。
そこで、県教育委員会では、お話のウエイトリフティングやフェンシング、ボクシングについて、一定規模の独立した練習場を整備するなど、競技者が本格的にトレーニングできる環境を整備する方向で検討しています。
また、これら3つのスポーツの練習場を可動式の間仕切りで区切り、これを取り払うことで、それぞれの競技スペースを広げたり、観戦できる場を確保するなど、競技大会の運営も可能となるよう、工夫してまいります。
併せて、障害者スポーツの拠点をめざして、新たなスポーツアリーナを整備し、車椅子競技なども安心して行える規模を確保するなどの配慮をしてまいります。
さらに、新たな宿泊棟では、車椅子の方も快適に過ごせる、全室バリアフリーの仕様とすることで、障害者スポーツの合宿でも活用できるよう、環境整備に努めていきます。 こうした取組を通じ、競技人口が少ないスポーツや障害者スポーツの競技者を含め、全ての県民のスポーツ振興拠点となるよう、体育センターの再整備に取り組んでまいります。