最後に、産業技術短期大学校における、ものづくり人材の育成について、お尋ねがありました。
産業技術短期大学校は、技術革新により高度化するものづくりに、的確に対応できる人材を育成する職業能力開発の中核施設であります。
同校では、専門的な知識と実際の製造現場で通用する確かな技術・技能を身につけた「実践技術者」の育成を目指しております。
このため、徹底した実験・実技指導を行うとともに、大学教授の経験者等による専門性の高い講義も実施しております。
このような取組により、産業界のニーズに対応した実践技術者を養成しており、この5年間の就職率は、97%となっております。
しかし、産業界において技術革新が急速に進む中、より専門性の高い人材が求められていることから、先端技術の研究・開発に取り組む大学や研究機関との連携を進め、学生が新しい技術を習得する機会を設けることが必要となっております。
そこで、産業技術センターにおいて、学生が先端技術を学習・体験できる場を作るとともに、研究員による講義などを実施してまいります。
また、大学との単位互換については、現在、厚生労働省と文部科学省との調整が行われておりますので、こうした国の動向も注視しながら、県内工学系大学等に交流・連携を働きかけてまいります。
このような取組を通じて、神奈川のものづくり産業を支える人材の育成に努めてまいります。
答弁は以上です。