「がん患者の療養生活の質の向上」の主眼は、緩和ケアをこれまでのように終末期に入って開始するのではなく、治療と並行して初期段階から受けられる仕組みをつくることにある。
既に県立がんセンターでは、終末期医療を担う緩和ケア病棟以外にも、「緩和ケアチーム」が一般病棟で活動し、外来診療に精神科や緩和医療科を設け緩和ケアの充実が図られているが、同様の仕組みを全県下に展開するのは容易ではない。
県の「10か年戦略」には、終末期を支援していくターミナルケアの位置付けはあるものの、治療の初期段階からの緩和ケアについての記述はない。
そこで、知事にお伺いいたします。
県として、終末期だけでなく、治療の初期段階からの緩和ケアにどのように取り組んでいくのか、所見を伺いたい。
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