本県は、「地域がん登録」を昭和45年から実施しており、登録の件数、精度ともに先進県の地位を築いているが、現状を見ると、がん診療連携拠点病院を中心に「院内がん登録」が進む一方で、中小規模の病院は「院内がん登録」どころか、県に「地域がん登録」の登録票も提出できないところも多い。
そのため、県立がんセンターの職員が医療機関に直接出向き、出張採録を年間6,000件以上も行っているが、「院内がん登録」の実施機関数を増やし、そのデータを「地域がん登録」に提供してもらうということにより、精度の飛躍的な向上を期待したい。
そこで、知事にお伺いいたします。
「地域がん登録」の精度向上のため、拠点病院以外の医療機関に対し、登録についての普及啓発を図るほか、担当者育成のための研修を実施すべきと考えるが、所見を伺いたい。
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