私からは、まず学校の先生方のスキルアップをどのようにやっていけばいいのかということについて、幾つか質問をさせていただきたいと思います。
いわゆる授業の達人と言われる先生を何らかの呼称をもって顕彰し、その技術を多くの先生方に学んでもらったらどうかということは、私たちの会派でも様々な機会を見て提言をさせていただいてきたところであります。先日8月5日付けの読売新聞の教育原論というコラムで、教育技術だとか指導方法を多くの先生方が共有できるように、インターネットで公開し合う取組が紹介されておりました。
教育の世界では大変有名な先生が、教育技術の法則化ということで、だれもが優れた教育の方法にトライすることができることを目指していると聞きましたけれども、学校の先生というのはどうやって自分のスキルを向上させていくのかなと思うわけです。
一般の企業であれば、OJTという考え方もしっかりと定着しているわけですけれども、私は教育の現場に携わったことがないのでよく分からないのですが、学校の先生というのは学校を卒業して教員の資格を取り採用されて、それぞれの教室が自分の現場になって、そこはある意味で不可侵というか、なかなか一般の企業のように直属の上司がいつも自分の仕事ぶりを見て評価をしてくれるということが余りないのではないかと思うのです。そういった中で、先生方がどうやって自らのスキルを向上させていくのか。
先生方のスキルアップというのは、大変重要な課題になっており、当然、教育の質の向上にもつながることだと思いますので、優れた教育技術の共有化について、県として何らかの具体的な措置を講じているのかということも含めて質問をしたいと思います。
まず、総合教育センターは先生方のための様々な研修の場となっていると思いますが、教育の質を上げるために先生方の指導力の向上は大変重要だと考えるのですが、センターではどういった考え方で研修を行っているのかお伺いしたいと思います。
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