私からは、地域の公共交通に対する取組について何点かお伺いをしたいと思います。
今日、午前中の報告の中で、神奈川県の交通施策について、平成17年3月、高齢化などの社会状況の変化を踏まえて、かながわ交通計画の追録版を策定したというお話をお伺いいたしました。この追録版においては、ソフト施策の充実強化ということで、バス等の公共交通機関の有効活用を図る「公共交通の連続性や利便性の向上」、という記載がございます。午前中の説明でも、今、バスの利用者が激減をしている、激減というかかなりの勢いで減っていて、なかなか厳しい状況であるということもお伺いいたしました。
しかし、現実的には公共交通の主体というのはインフラの問題等も考えますと、バスというのがこれからも主要な部分を占めていくのではないかというふうに思います。すなわち、バスを主体とした公共交通を基本に、特に高齢者の生活圏における移動手段として、そういった地域交通を充実させていくことが大変重要であるというふうに考えております。そこで、県内における公共交通の充実や移動手段の確保ということに向けた取組について、何点かお伺いをしたいと思います。
午前中の報告の中にもありましたし、また他の委員の質疑でもあったと思うのですが、平成14年度に路線バスの需給調整規制が廃止されました。それによって路線バスの撤退というのが進んでいるというふうに承知をしているのですが、神奈川県内においてはどのような状況にありますでしょうか。
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