先ほど来各会派の委員の皆様から、今回の新潟、福島、福井の水害被災者の方々へお見舞いの言葉がございましたが、私どもといたしましても全く同じ思いでございます。今回の惨状を見るにつけ、予測を超えた事態に備えての防災体制の重要さというものを痛感しているところでございます。
私からは、大きく2点について質問させていただきます。時間も大分いいころ合いになってまいりましたので、是非当局の皆様には簡潔明瞭な御答弁をよろしくお願い申し上げます。
まず1点目は、原子力災害対策についてでございます。
9日ほど前になりますけれども、7月13日午前11時ごろ、川崎市川崎区浮島にございます東芝原子力技術研究所の臨界実験装置が自動的に停止をいたしました。すぐさま文部科学省から現地に原子力保安検査官が派遣されまして、また県も直ちに現地に職員を派遣したというふうに聞いております。幸い従業員への放射線被爆、また環境への影響はなかったと聞いておりますけれども、本県においてはほかにも原子力関連施設が立地しておりますし、こうした施設においての事故等から県民を守るためにも、日ごろの原子力災害に対する備えが重要であると考えております。
そこで、原子力災害対策について何点かお伺いをしたいと思います。
まず、今回の東芝原子力技術研究所の事案というのはどのようなものだったのか、その概要をお伺いしたいと思います。
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