4月にメキシコで発生した新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)感染は世界に広がり、国内へのウイルス侵入も時間の問題とされてきたが、5月8日、カナダから成田空港に帰国した大阪府内の高校教員と生徒の3人が新型の豚インフルエンザに感染していたことが分かり、日本国内で初の新型インフルエンザ感染者の確認となった。
報道によれば、3人がデトロイトから搭乗したノースウエスト航空25便の乗員・乗客409人のうち日本に入国した163人の自宅や滞在先は26都道府県に広がっている。現在、厚生労働省でその方々の健康確認を急いでいるとのことであるが、そのうち19人は神奈川県内に滞在または在住とのことであり、パンデミックに備えた体制作りが必要と思われる。
また、東京都では発熱した患者が病院などで診察を断られる事例が100件を越えたとの報道もあり、医療機関との綿密な連携も必要とされる。以下、昨年より新型インフルエンザについて、県に対し提言を重ねてきた公明党県議団として、今後の事態に向けて以下の要望を申し入れる。