■平成23年第2回定例会 建設常任委員会(平成23年5月23日) |
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津波浸水予測について |
<質疑>
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今回の予算の規模、そして平成18、19年に公表された津波浸水予測図に関わる調査にかかった金額も教えていただきました。今回は前回と違って1年というか、今年度だけ行うということです。この5,910万円というのが前回と比べて果たして大きいのか小さいのかという評価をなかなか私たちはできないと思うんですけれども、この5,910万円の内訳をざっくりで結構ですので教えていただきたいと思います。
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<答弁> 流域海岸企画課長
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5,910万円の内訳を御説明いたしますが、まず地震モデルの再検証というものが約1,325万円です。津波浸水予測の再検証、こちらの方が約1,660万円、それから津波浸水想定検討部会の運営の資料作成等で300万円、そして対策計画の検討で約980万円、浸水予測図の作成で約1,700万円ということでございます。
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<質疑>
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ざっくりと教えてくださいというふうに申し上げたわけですけれども、本当にざっくりとした数字が出てきました。これは例えば、地震モデルの再検証に1,325万円とか、津波浸水予測の再検証に1,660万円。8,900万円をかけて行った前回と比べてどうなんですか。いきなり細かい数値を言っても難しいでしょうけれども、今こういうことに1,300万円、こういうことに1,600万円という金額を伺ったわけですけれども、先ほど検討部会が4回開かれるというふうに伺いました。委員の方々を外部からお招きしてやっているわけですけれども、そういったところの人件費といったらいいんでしょうか、そういうものが主なのか、それとも、こういったモデルの再検証というときには例えばスーパーコンピュターを借りるとかいうことにお金がかかるとか、どういうところに一番予算が向けられているのか、その辺りのことだけでも教えていただければと思います。
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<答弁> 流域海岸企画課長
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津波浸水予測の再検証という部分で、津波予測計算の方ではコンピューターを入れて計算するということで、これは幾つものパターンをコンピューターで計算するということで、この辺の費用が全体の中では一番大きな部分を占めているということでございます。それから、津波予測図の成果品の製本というものにかなりの出費があると。それから、ハザードマップの作成手引も作ってまいるということで考えてございます。
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<質疑>
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大体のイメージはつかめました。大変細かいところで恐縮ですけれども、今日頂いた資料の補正予算の内容で、現在想定している津波の規模、浸水範囲等について技術的解析を行うという記述がございます。現在想定しているという、この現在という部分はこれまで想定していたというふうに理解してよろしいんですか。それとも、今回の東日本大震災を経ていろいろ変わってきたのか、どちらでしょうか。
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<答弁> 流域海岸企画課長
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現在想定しているというのは、これまで浸水予測を行ったものについてでございます。
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<質疑>
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そうしますと、現在想定している津波の規模、浸水範囲等について技術的解析ということが書かれているんですけれども、普通に読むと技術的解析、津波の規模や浸水範囲等について、技術的な様々な細かい解析を行った上で、想定が出てくるのではないかというふうにも思うんですが、その辺りはどうなんですか。つまり、この技術的解析というのは既にこれまで想定していた、これまでの津波の規模とか浸水範囲等についての技術的解析というのは、既に解析済みであるのではないかというふうに思うんですが、その理解は違うんでしょうか。
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<答弁> 流域海岸企画課長
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今回、新たに予測、再検証するに当たって、県にとって最悪の津波、最悪の状況を勘案していくと。部会の中では今ある四つの想定で作っているわけですけれども、このときの条件がいろいろございましたが、その中で今回の東北の大震災において、その中でどういった部分について取り入れていけるのか。それを取り入れて計算したときに現在の浸水の規模全体も違ってくるということもございますので、その辺での再検証というふうに考えております。
いずれにしましても、どういったものについてやっていくかということについては津波浸水想定検討部会の専門の先生に聞きながらやっていきたいというふうに考えてございます。
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<要望>
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新たな技術的解析を加えるという解釈なのかなというふうに思いましたので、それは理解いたしました。是非、県民の生命、財産を守るためにしっかりとしたものを作り直していただきたいと思います。
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