私が冒頭にお話しした日本人と外国人のお父さん、お母さんのところに産まれた子どもたちですけれども、見た目が外国人なのですよね。しかし日本で産まれ育っているから英語を話せるわけでもなく日本語しか話せなくて、そうすると「何だお前外人のくせに」と言われて、嫌な思いや辛い思いをしている子どもたちがいて、そういう子どもたちに既存の教育現場以外に居場所をつくってあげることができないかということで始めたのです。
今、週に1度、週末に横浜市の施設を借りて1時間1,000円のお金をいただいて、2時間1単位になっているのですけれども、ボランティアの人たちが英語を教えてあげているのです。変な話かもしれないけれども、外見はそういう子どもたちだから、将来のことを考えたら英語を話せて当たり前というふうに周りが勝手に決めるわけですから、せめてそれぐらいのことはというのでしてあげている。
ただ、フリースクールというのは特段明確な定義がないというお話だったのだけれども、まだ規模が小さいとか、始めて月日が浅いということで県民部の青少年サポートプラザに行ったら、ほかのフリースクールが使っているから場所は貸せないと言われたみたいなのです。もう少し拡大し、不登校の子どもたちも土曜日だけではなくて、どちらかというとウイークデーの居場所もないわけで、ウイークデーも展開したいと思っているのだけれども、そのようなことでなかなか難しい部分があるらしいのですね。
私としては、せっかく教育委員会が今回フリースクールとの連携ということで協働の取組を強化するわけですから、できればそういうところまで見てもらえたらなと思うのですけれども、いかがでしょうか。
|