今、次長の方から太陽光発電の証書化というお話がございましたので、その部分について補足説明をさせていただきます。
太陽光発電ですから、太陽が出ているときは発電しているわけです。そうしますと、昼間発電しているということになります。昼間というのは、冷蔵庫など常に動いているものもありますけれども、通常、照明などは使っていないわけです。人がいなければ空調も使っていない。そういうことで電気が余るわけです。それを東京電力(株)と系統連携という形で設備を結びまして、余った電気は買ってもらうという形になっております。買ってもらう値段というのは、昼間の値段ですと、大体22円から25円ぐらいで買ってもらうという形になります。
例えばの数字で言いますと、神奈川県内では大体3.3キロワットぐらいの設備を一般の家庭では設置されているんですが、1キロワットであれば1,000ワット・アワーを発電すると。ですから3,300ワットぐらい発電して、半分の1,650ワットぐらいは東京電力(株)に売ると。それで、残りは自分のところで消費している。自分のところで消費しますと、電気は使っていますけれども、太陽光発電は発電するときに二酸化炭素を出していませんから、価値があると。それで、その価値を証書化すると。それに価値が認められて、証書にして売買ができて、そのお金を設置者にお返しできれば、その家の設備投資額が早目に回収できるということになります。また、それをプールして何らかの形に使えば、太陽光発電の導入促進にも使える。そういった形のものを現在検討しているところでございます。
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