■訪問販売をめぐるトラブルについて

<質疑>
 訪問販売に関して、県警として苦情の多い業者を摘発した例、それに関わる問題などあればお聞かせ頂きたい。

<答弁>
 県警には、悪質商法110番という悪質商法に関する各種相談を受け付ける担当がございます。
 そこには高齢者をねらった訪問販売などに関する苦情が多く寄せられており、本年では、8月現在で24件の相談がありました。

 こういった商法はおそらく催眠商法であると考えられます。最初はタダで商品をやり、徐々に高額な物を売りつける。最終的に密室などに連れ込み買わなければ今までに渡した物の代金を取るなど、若干刑法的な脅かしまで移行する事もあるようで、取り締まりとしては刑法を適用しての取り締まりを行って参ります。
 また、防犯面では、防犯講習会や警察官が一人暮らしのお年寄りの所に行き、過去の事例等を紹介し、啓発するなどを行っております。




<質疑>
 一見、真っ当な商売を装い、非常識な金額で販売を行う業者などは摘発の対象となるのか?

<答弁>
 例えば海外の商品などは、我々捜査官が見てもなかなか見分けがつかないものがあるため、鑑定などの追跡調査などを含め検挙するまでに長期の期間を要します。
 もちろん悪質な業者は摘発して参りますが、我々としては、こういう事案が発生する前に防犯出来るように啓発を行う事が一番効果的であると考えております。




<要望>
 苦情の多い業者に関しては徹底的に調査をして頂いて、二度と悪質な詐欺的商売ができないように摘発に努めていただきたい。