誰もが、行きたいところへ行ける権利
    モビリティロボットの可能性を検証する「実験都市」
(8月24日)

 茨城県つくば市の「つくばモビリティロボット実験特区」を視察させていただいた。ここでは、立ち乗り型ロボット「セグウェイ」を用いた防犯パトロールや、搭乗型と車いす型ロボットを使った移動の有効性などを、通常は道路交通法や道路運送車両法で認められない、公道を使った実験によって検証している。
 これから突入していく超高齢社会にあっては、「移動の権利」をどのように保証するかが福祉の重要なファクターになる。つくば市の実験は、モビリティロボット(移動支援ロボット)を活用した社会システムやビジネスモデルの開発、さらには実用化に向けての法規制の緩和を推進する上で、重要な意味を持つと思う