5月7日

「ふたたび、住民本位について」

 今井町の住宅地と山林の境を走る道路に、3台の車が放置されています。そのうち、2台の軽自動車には横浜市と警察署の名が記された黄色の通告ステッカーが貼られていますが、もう1台の普通車には、何も貼られていません。その普通車の運転席のドアには、破れた窓ガラスの代わりにセーターのような服が簾のように掛けられ、夜になると1人ないし2人の不審者が車内でなにやらゴソゴソとやっているそうです。当然のことながら、近隣住民の方々は怖がっています。警察もナンバープレートから(なんと付けっぱなし!)照会してくれましたが、持ち主は夜逃げをしているか何かで、通知をしてもナシのツブテだそう。
 なぜ、その車だけに黄色のステッカーが貼られていないかというと、他の2台と違って路肩に寄せられているのですね。つまり、放置されている場所が民有地であると。だから、手が出せない。そう、2月に遭遇した十字路問題と一緒なのです。地主だって、「あなたの山林に放置されているものだから、なんとかしろ」と言われても、困るでしょう。それで、いまだに放置状態。住民の不安は、いつになったら解消されるのでしょう。住民から見れば、こんなことひとつ処理できずに、何が「安心・安全まちづくり」だと。

 その放置車輌が、道路上にかかっていようと路肩に収まっていようと、住民にとっては、なんの関係もない。区役所も「(問題が)民地にある場合は難しい」という見解ですが、寺澤区長は「今後、対処方法を検討してゆく」とも言ってくれました。こういうケースにこそ、住民本位の発想が求められているのだと思います。
奥の軽自動車2台は市道にはみ出しているため、黄色の警告書が貼られていますが、手前の普通(小型)自動車は路肩に寄せられているため役所は手を出しません。割られた運転席側の窓には古着のセーターがカーテン代わりにかけられ、夜間、人が潜んでいることもあるそうです。住民の不安は、市道上でも路肩でも関係ないのです。(放置自動車の間にある軽自動車は単なる駐車車両です)
警告書の日付は平成15月19日です。もう、いい加減に片付けてくれてもいいんじゃないでしょうか。