さて、神奈川県においても刑法犯の発生件数の増加(平成15年は9年ぶりに減少!)、が憂慮されていますが、深刻さにおいては大阪府が上を行っています。平成15年中の刑法犯の認知件数は神奈川県の186,290件に対し、大阪府は285,307件。人口は神奈川県が約870万人、大阪府が約883万人とほぼ互角ですから、大阪府内の犯罪がいかに多発しているかが、わかると思います。そして、大阪府も本県同様、街頭犯罪の増加に頭を痛めています。
今回は、主にスーパー防犯灯への取り組みを調査しました。ご存じの方も多いかと思いますが、スーパー防犯灯とは、犯罪発生時の通報装置や周囲を360度、動画で記録できるカメラ機能を持った街路灯です。本県では、平成15年度までに国のモデル事業として川崎市幸区鹿島田地区に5基、設置されており、平成16年度には大和市、相模原市、厚木市の3ヶ所に15基程度、新設される予定になっています。
大阪府では、平成16年度に新設される分まで含めると、112基のスーパー防犯灯が設置されています。その多くが府と市・町が費用を出し合って設置したもので、そこに、ここまで普及した要因のひとつがあると思います。
話が前後しますが、街頭犯罪とは主に、
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